“迷走”台風6号 影響長引く 線状降水帯も…大雨被害拡大[2023/08/06 18:44]

 台風6号はUターンした後、自転車よりも遅い速度で奄美付近を東に進んでいます。沖縄では線状降水帯が発生し、大雨の被害が広がっています。

 台風6号の影響で6日朝、沖縄本島地方に線状降水帯が発生しました。長引く雨の影響で道路の冠水や陥没などの被害があり、停電が続いている地域もあります。

 読谷村楚辺では、崖崩れも発生しました。村は、最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を一部地域の112世帯271人に対して発表しています。

 空の便は那覇を発着するすべての便が欠航しました。

 現在、台風6号は時速10キロ未満の速度で鹿児島県の奄美地方に最も近付いています。与論島では、6日午後3時半ごろ、最大瞬間風速27.3メートルを観測しました。

 奄美地方や九州南部では、大気の状態が非常に不安定で、7日夜にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあるため、厳重な警戒が必要です。

こちらも読まれています