台風7号 各地で猛威 関東には局地的大雨が[2023/08/16 14:10]

 各地で猛威をふるった台風7号は15日午前5時前に和歌山県の潮岬付近に上陸した後、午後1時ごろには兵庫県明石市付近に再上陸し、兵庫県内を北上しました。

 台風の動きが遅く、周辺では影響が長引きそうです。

 三重県尾鷲市では、最大瞬間風速37.9メートルを観測。寺の境内に生えていた樹齢200年の木が倒れるなどの被害が出ました。

 尾鷲市内の住宅では、家の裏側にある雑木林で高さ15メートルほどの大木が何本も倒壊。倒れた瞬間、家が揺れるぐらいの衝撃と、ものすごい音がしたといいます。

 近隣住民:「あの木の半分が向こうに行って、あとのほうはこっちのほうに屋根にかかっているんですよ。まっすぐ立っていた木が枝割れして、向こうに半分行った感じで。あれが、まさか折れるとは思わなかったんやけれども…」
 
 台風7号は離れた場所にも被害をもたらしています。15日、静岡県では竜巻とみられる突風で車が横転し、関東でも局地的な大雨となりました。

 竜巻が発生した時間帯、台風7号から300キロ以上離れた静岡県周辺には、台風の影響で「アウターバンド」と呼ばれる帯状の雨雲がかかっていたという。

 大雨や竜巻などを引き起こすアウターバンド。およそ500キロ離れた栃木県でも…。

 およそ540キロ離れた栃木県東部では、1時間雨量が30ミリに達する「激しい雨」が降りました。

 15日午後8時に、日本海に抜けた台風7号。鳥取県など本州からは離れつつありますが、湿った空気が列島に入り続けているため、16日も大雨に警戒が必要です。

こちらも読まれています