安倍総理帰国の途に ミャンマー訪問の成果は?[2013/05/26 17:37]

 ミャンマーを訪れている安倍総理大臣は、アウン・サン・スー・チー氏との会談などすべての日程を終えて帰国の途に就きました。安倍総理率いるトップセールス外交の成果はあったのでしょうか。

 (政治部・辻井昌悟記者報告)
 予定を1時間近くオーバーした首脳会談終了後、安倍総理は「日本の強い意志を示すことができた」と胸を張りました。
 安倍総理大臣:「ミャンマーの新しい国づくりを、日本は官民の持てる力を総動員して、一丸となって応援していきます」
 首脳会談で安倍総理は、ミャンマー最大の課題となっている電力や通信などのインフラ整備や、企業が投資しやすい法制度づくりへの支援を約束しました。今回の訪問では、ミャンマーの民主化への支援や約2000億円の債務免除など、経済協力を進めることでミャンマー市場の一角に食い込めた形です。「脱中国」を目指しているテイン・セイン大統領も、「2国間の新しいページを開くことができた」と日本の取り組みを評価しました。経済面での関係強化をきっかけに、ミャンマーに強い影響力を持つ中国に楔(くさび)を打ち込むことができたといえそうです。

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