「武器輸出三原則」の見直しを…政府有識者会議[2013/10/09 18:22]

 政府は、安全保障と防衛力に関する有識者会議を開き、武器輸出三原則の見直しを「国家安全保障戦略」の提言に盛り込む方針を確認しました。

 会議では、紛争当事国やその恐れのある国への兵器売却を禁じた武器輸出三原則について、アメリカなどとの軍事開発を念頭に「現状に合わない」などの意見が出されました。そのうえで、座長の北岡国際大学長は、三原則見直しの方向性を打ち出す考えを示しました。また、国家安全保障戦略は、日本周辺の安全保障環境の変化が激しいことを踏まえ、10年をめどに見直す必要があるという認識で一致しました。政府は今後、今月の下旬にも安倍総理大臣や麻生副総理も加わって戦略を取りまとめ、新防衛大綱とともに年内の閣議決定を目指します。

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