連休明けの国会前に党首会談 重要法案など対応協議[2013/10/11 17:58]

 夏の参議院選挙後初の本格論戦となる臨時国会が連休明けから始まります。それを前に安倍総理大臣が公明党の山口代表と会談し、重要法案などについて対応を協議しました。

 (政治部・成田彩乃記者報告)
 情報漏洩(じょうほうろうえい)に対する処罰を盛り込んだ秘密保護法案が焦点の一つですが、会談では山口代表が安倍総理に対して注文をつけました。
 公明党・山口代表:「特定秘密法案について、公明党の考えをまとめ、政府に提案したので、検討して頂きたい」
 山口代表が政府案に「知る権利」や「取材の自由」の明文化を求めたのに対し、安倍総理は「改めて検討する」と前向きな姿勢を示しました。また、このほかにも、産業力強化法案や外交・安全保障の司令塔となる国家安全保障会議の設置法案などが目白押しです。一方、野党は、汚染水対策やTPP=環太平洋経済連携協定などを巡り、政権を厳しく追及する方針です。53日間という短い会期のなかで法案をどこまで成立させることができるのか、難しい国会運営が迫られます。

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