細川元総理の出馬検討に波紋 舛添氏支援の自民牽制[2014/01/10 11:48]

 東京都知事選の告示まで2週間を切りました。東京都知事選で、自民党は舛添氏の支援を決定しましたが、そこに急浮上した細川元総理大臣の出馬検討。原発ゼロの小泉元総理大臣との連携が固まれば、原発再稼働を進める安倍総理大臣との代理戦争になるのではという声が出ています。その一方で、民主党は舛添氏を推すのかと思ったら細川氏に変わったりと足元が定まりません。

 (政治部・小田川雄一記者報告)
 与党との対決姿勢を示したかった民主党にとって、細川氏の出馬検討はまさに渡りに船でした。細川氏は来週、小泉元総理と会談したうえで出馬表明をするものとみられ、民主党は推移を見守ることにしています。民主党幹部は、細川氏は政党の支援を受けないとみていて、勝手連的な支援になるとの見通しを示しています。一方、舛添氏を支援する方針を決めた自民党ですが、早速、細川氏の出馬検討を牽制(けんせい)しています。
 自民党都連会長・石原環境大臣:「(細川氏のことを)若い方がわりと知らないというのが、私としては意外な印象を持った」
 このほか、都知事選には、日本弁護士連合会の前の会長・宇都宮健児氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、発明家のドクター・中松氏のほか、新人の3人が出馬を表明しています。ただ、舛添氏から細川氏への手のひら返しに民主党内からも冷ややかな声が漏れてきています。

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