小野寺防衛大臣「誠に遺憾」衝突事故で対策室設置[2014/01/15 11:48]

 広島県大竹市の瀬戸内海で、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突し、釣り船が転覆しました。釣り船の4人が海に投げ出され、全員が救助されましたが、このうち2人は心肺停止の状態です。この事故を受け、小野寺防衛大臣が記者会見し、捜査に全面的に協力する姿勢を示しました。

 (政治部・倉永寛子記者報告)
 民間の船との衝突事故は、今回で7例目です。防衛省では対応に追われています。
 小野寺防衛大臣:「今回、このような事故が発生したことは、防衛省・自衛隊の責任者として誠に遺憾」
 小野寺大臣に第一報が入ったのは、事故発生から20分がたった午前8時20分でした。これを受けて、早速、対策会議を行い、政務官を現地に送ったほか、人命救助や事故捜査に全面協力するように指示を出しました。
 一方、総理官邸でも危機管理センターに官邸対策室を設置しました。菅官房長官は15日午前の会見で、「安倍総理から周辺船舶の安全確保」などの3点の指示が出たことを明らかにしました。海上自衛隊幹部は、「事故現場の視界は良好だった」と述べていて、事故原因は分からないとしています。

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