公明と社民が「集団的自衛権」巡り党首会談[2014/04/02 19:18]

 社民党の吉田党首は公明党の山口代表と会談し、集団的自衛権の行使を認めていないこれまでの憲法解釈を変えるべきではないという認識で一致しました。

 会談は、社民党側の申し入れで1日に行われました。この中で公明党の山口氏は、1959年の砂川事件の最高裁判決をもとに、集団的自衛権の行使を限定的に認めるとした自民党の高村副総裁の発言を批判したということです。高村発言について、山口氏は「砂川判決で集団的自衛権まで認められたと解釈するのは無理があるのではないか」と指摘し、吉田氏と認識が一致しました。その上で、山口氏は「国民、近隣諸国に対して、しっかり説明する責任が安倍総理にはある」と強調しました。会談では、公明、社民の具体的な連携については議論されませんでした。しかし、集団的自衛権の行使を認めるよう憲法解釈の変更に向けて議論を進める自民党を牽制(けんせい)した形です。

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