「制裁だけでなく対話も」ウクライナ問題で日独首脳[2014/05/01 05:55]

 ヨーロッパを歴訪中の安倍総理大臣は、ドイツでメルケル首相と会談しました。多くの時間が割かれたのはウクライナ問題でした。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 ドイツの総理官邸では、日独の首脳会談が行われています。安倍総理はウクライナ問題について「力による現状の変更は決して容認出来ない」と強調しました。
 安倍総理大臣:「問題があるからこそ、対話を行わなければならない。ロシア側との意思疎通を図ることも大変、重要である」
 これに対し、旧東ドイツ出身でロシア語が堪能なメルケル首相も、「ロシアとの協調路線が必要。制裁措置をすれば良いというものではない」と同調しました。両首脳とも制裁の必要性は認識しつつも、圧力に重心を置くアメリカとは違う路線を模索する点で一致した格好です。また、安倍総理は、大のサッカーファンのメルケル首相に「なでしこジャパン」のユニホームをプレゼントしました。

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