日中外相が“非公式会談” 第2次安倍政権では初[2014/08/10 05:55]

 ミャンマーを訪問している岸田外務大臣は、中国の王毅外相と関係改善に向けて非公式に会談しました。第二次安倍政権になって初めてです。

 岸田外務大臣:「先ほど、中国・王毅外相とお会いさせて頂き、関係改善をいかに進めるか意見交換をさせて頂きました」
 非公式な会談は、日本時間の10日未明に行われ、岸田大臣は「双方ともそれぞれの意見を率直に述べ合い、ゆっくりと長時間話した」と述べています。11月に北京で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議の際に、安倍総理大臣と習近平国家主席の首脳会談が実現できるか意見交換したものとみられます。また、これに先立って、岸田大臣は9日夜、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相とも会談し、今後、外相レベルも含めて対話を継続することで一致しました。ただ、尹外相は、安倍総理の靖国神社参拝などを取り上げて、「日韓関係は大きく損傷された」と強く批判しました。中国、韓国と意見交換を行った岸田大臣は10日、北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相と短時間の立ち話を行うことを模索しています。

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