「経済視察が目的」 鳥取・境港市長が北朝鮮を訪問[2014/08/23 05:53]

 鳥取県境港市の市長が経済視察として北朝鮮を訪問し、22日に帰国しました。政府が渡航の自粛要請を解除してから自治体のトップが訪朝するのは初めてとみられます。

 境港市の中村勝治市長は、中国での国際会議に出席した後、中国との国境に近い北朝鮮北東部の羅先(ラソン)市の港を日帰りで訪問しました。目的については、「将来的に中国との物流の拠点になる可能性があるため」としています。拉致問題が進展中に訪朝したことについては次のように述べました。
 中村勝治市長:「拉致の問題が今、進展中だというところまで、今回のこと(=訪朝)と結び付けて考えることが少し欠けていた」
 境港市は、2006年に経済制裁が行われるまで北朝鮮との貿易が盛んで、元山(ウォンサン)市とは友好都市の関係にありました。

「境港市提供」

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