安倍総理が南西アジアへ 訪問国歴代総理トップに[2014/09/06 11:51]

 安倍総理大臣は、バングラデシュとスリランカの訪問に出発しました。これで訪問国は49カ国になり、小泉元総理大臣を抜いて歴代トップです。

 安倍総理大臣:「同行する経済ミッションの皆さんとともにトップセールスを展開して、両国の活力を日本の経済に取り込んでいきたいと思う」
 安倍総理は、今回のバングラデシュとの首脳会談で、再来年からの国連安保理非常任理事国ポストを巡る選挙でハシナ首相が辞退してくれることに期待しています。その見返りとして、ベンガル湾沿岸部での産業地帯の建設やインフラ整備などの協力を表明し、来年度から4、5年間で6000億円規模のODA(政府開発援助)を行う予定です。一方、今回、訪問する2カ国でも中国が影響力を強めていて、港湾建設の支援など「真珠の首飾り」戦略を進めています。安倍総理としては、スリランカとの間で海洋安保の連携を強化し、巡視船を供与するなど中国との関係にくさびを打ちたい考えです。

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