自民が“特定秘密”運用基準の総務会了承を見送り[2014/10/07 21:39]

 自民党は、総務会で特定秘密保護法の運用基準について協議しましたが、慎重な議論を求める声が出たため、了承を見送りました。

 二階総務会長:「今までの委員会審議において、まだまだ議論が足らざる部分というか、そういう点についてもう一度、丁寧な説明を求めるということ」
 総務会では、政府の諮問会議がまとめた特定秘密の指定や解除を決める運用基準について、「国民の知る権利や報道の自由がどのように担保されているのか」「秘密の指定が不当だった際の罰則が不十分だ」などの意見が出ました。そのため、総務会では政府案の了承は見送り、改めて議論することになりました。政府案では「国民の知る権利」や「報道や取材の自由」の重要性が盛り込まれているものの、与党議員からも改めて国による恣意(しい)的な運用への懸念が示された形です。

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