“安倍総理肝いりの女性大臣” 国会論戦で野党攻撃[2014/10/15 11:50]

 国会では、本格論議が始まっています。なかでも、野党の攻撃の的は、安倍総理大臣肝いりの5人の女性大臣です。すでに問題視されている松島法務大臣の「うちわ」問題、山谷国家公安委員長には市民団体との関係、そして有村女性活躍担当大臣の女性の役割を巡る政府方針との認識の違いを狙って、野党は一斉に攻勢を仕掛けていて、安倍総理も頭を抱えています。

 (政治部・河村勇紀記者報告)
 民主党は、女性閣僚のなかでも松島大臣を2つの委員会で徹底的に追及しました。
 民主党・柚木衆院議員:「公選法違反の疑いがある。そういうことをご存じなかったんですか」
 松島法務大臣:「公職選挙法で寄付が禁止されている物品に該当するとは考えておりません。ただし、こうした疑念を招くことは私の本意ではございませんので、今後、配布は致しません」
 民主党・柚木衆院議員:「今後はもうやらないからそれでいいんですと、そんなことで世の中通るんであれば、皆そうなっちゃいます。おまわりさん困っちゃうじゃないですか」
 松島法務大臣:「安倍政権における法務大臣の務めをしっかりと果たして参ります」
 さらに、野党側は、松島大臣が落選中にもうちわを配っていて、法律違反の恐れがあると認識していたのではないかと追及しました。民主党は、各委員会で大臣の資質を徹底的にただすよう指示しています。ある議員は「第2弾、第3弾を用意している」と自信を見せています。

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