「50年後に人口1億人を維持」 人口減少に歯止めを[2014/11/06 11:53]

 政府は、人口の減少に歯止めを掛け、地方の活性化にもつなげるとした「長期ビジョン」案を有識者会議で示しました。50年後に人口1億人を維持することが目標です。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 安倍総理大臣は、人口減少に歯止めを掛け、活力ある日本社会を実現するよう閣僚に指示を出しました。
 安倍総理大臣:「今後は創生会議での議論を踏まえ、取り組みを具体化していく段階に入る。必ず実行するという決意を持って取り組んで頂きたい」
 長期ビジョンでは、現在1.43の出生率を1.8程度にして、人口1億人を維持することを目標としています。また、6日の創生会議には、今後5年間の実行計画である「総合戦略」の骨子も示されました。このなかでは、「地方の産業振興」や「子ども・子育て支援の充実」が盛り込まれています。さらに、6日はこの後、国会では、地方創生法案が衆議院を通過する見込みです。しかし、安倍政権肝煎り(きもいり)の総合戦略は項目の羅列にとどまっているうえ、目新しいものを打ち出すことはできていません。安倍総理は年末に具体策を打ち出す方針ですが、特効薬はなかなかないのが現状です。

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