「大臣が理解してない」 派遣法改正めぐり野党退席[2014/11/07 11:49]

 派遣法の改正案を巡って、与野党の対立が激しくなっています。野党側は、塩崎厚生労働大臣が法案の内容を理解しないまま答弁していると反発し、委員会審議を拒否しました。

 (政治部・植村俊和記者報告)
 衆議院の厚生労働委員会は、開会に断固反対する野党側が退席する騒然とした雰囲気のなか始まりました。野党側は、5日の塩崎大臣の答弁と厚生労働省が示した資料に根本的な違いがあるとして、「大臣が派遣法自体を理解していない」と猛反発しています。これに対して与党側は、大臣に補足説明をさせて、野党抜きで委員会審議を続けました。
 民主党・山井元厚労政務官:「塩崎大臣が法案の中身と180度違う答弁をして、それに対して修正も謝罪もしないなかでは審議をやりようがない」
 野党側は、7日午後の総理入り質疑も欠席する方針を固め、まもなく正午からは与野党の国対委員長会談が開かれます。与党側は、審議拒否なら強行採決もあり得るとの構えですが、すでにこの影響で他の委員会にも遅れが出てきていて、大きな分かれ目となりそうです。

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