バカヤロー、消費税、郵政… 今回は○○解散?[2014/11/21 16:38]

 衆議院解散については、これまで様々な呼ばれ方がされてきました。1953年の「バカヤロー解散」、1986年の「死んだふり解散」、1990年の「消費税解散」、2005年の「郵政解散」など、その時々の政治情勢を表してきました。では、今回の解散はというと、まずは野党側です。任期を2年余りも残しての決断に、民主党の海江田代表は「駄々っ子解散」と命名。維新の党の江田共同代表は「経済失政解散」や「疑惑隠し解散」など次々と披露しています。また、共産党の志位委員長は、国民の世論と運動によって追い込まれた「追い込まれ解散」としました。そして、社民党の吉田党首は「アベノミクス失敗隠し解散」「党利党略政権延命解散」。次世代の党の平沼党首は「大義名分なき解散」だと断じました。さらに、生活の党の小沢代表は特に命名はしませんでしたが、「全く大義のない理由のない解散」だとしました。一方、与党側は、自民党の高村副総裁が「念のため解散」と名付け、アベノミクスを再確認する解散だとしています。与野党ともに命名の根拠のほとんどがアベノミクスについてで、解散の命名で見る争点は今のところ「アベノミクスの是非」といえそうです。

こちらも読まれています