衆院選 各党の選挙公約 民主党・生活の党[2014/12/03 11:49]

 各党の選挙公約のポイント。民主党と生活の党です。民主党は「今こそ、流れを変える時」と題し、アベノミクスからの転換を訴えています。そして、生活の党は「生活者本位の国へ」として、消費増税の凍結や脱原発を主張しています。

 (政治部・河村勇紀記者報告)
 民主党は「アベノミクスで国民生活は疲弊した」と批判。「厚く豊かな中間層を復活させる」としています。
 民主党・海江田代表:「額に汗して働いて賃金の収入を得る人たち。この人たちを分厚くしていくことこそが、日本経済の発展にとって非常に重要だ」
 公約では「人への投資」として、子育て世代の支援や非正規雇用の待遇改善、高齢者の生活を保障する年金改革などを掲げています。一方、財源となる消費税について「増税を延期する」としただけで、引き上げの時期は示していません。与党側は「現実的な政策を示すべきだ」と批判しています。一方、生活の党は、暮らしを安定させるセーフティーネットを拡充するとしています。
 生活の党・小沢代表:「自由競争を放りっぱなしにして、強いものが勝ちさえすればいいというなら、まさに弱肉強食の世界じゃないですか」
 公約では、同一労働、同一賃金の実現や農家への個別補償制度の導入などを掲げています。民主党と生活の党は、生活者重視の公約を打ち出しましたが、政権時代に失った国民の信頼をどこまで取り戻せるかが課題です。

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