政府 自衛隊の“奪還作戦”も 海外での邦人救出[2015/02/27 11:51]

 自民党と公明党による安保法制の協議が行われ、このなかで政府は、海外で人質になった日本人を救出するため、自衛隊による奪還作戦もあり得ると提案しました。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 自衛隊の特殊部隊が海外で日本人を奪還するという格段にリスクの高い提案が政府側から出されたのは初めてのことです。海外での邦人救出では、相手国の受け入れがあることを前提に自衛隊が日本人の輸送のために出向くことが想定されています。また、人質の奪還をするためには、「武器を使用できる条件を緩和させる必要がある」との声もあり、大きな論点として残されています。一方、公明党からは「相手国の同意は簡単には得られない。現実的な話ではない」という指摘が出されました。
 公明党・北側副代表:「常識的に考えて、そんなに容易じゃない。現実には、なかなかそういう局面、環境を作れるというのは難しいだろう」
 さらに、政府からは、現在は日本周辺に限っている自衛隊による船舶検査を、テロ対策や国連の要請であれば世界中、どこででも相手の船長の同意なしで実施することが提案されました。ただ、その場合、相手の抵抗を排除しながら船に乗り込む危険な任務となることから、結論は先送りとなりました。

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