日米同盟の強化確認 安倍総理「手携えて」[2015/04/29 05:51]

 アメリカを訪問中の安倍総理大臣はオバマ大統領と会談し、日米防衛協力の指針「ガイドライン」見直しの意義を強調し、同盟の強化を確認しました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 会談を終えた安倍総理は、「アメリカと手を携えて世界の平和と繁栄に貢献する」と話していて、強固な日米関係に自信を深めた様子でした。
 安倍総理大臣:「アメリカと手を携えて、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的な価値を世界に広げ、世界の平和と繁栄に貢献する国でありたいと思う」
 普天間基地の移設問題について安倍総理は、沖縄県の翁長知事との会談で「辺野古への移設に反対」と言われたことを伝えたうえで、「辺野古が唯一の選択肢だ」という考えを強調しました。これに対し、オバマ大統領は「沖縄の負担軽減には引き続き協力していく」と述べたということです。また、首脳会談に合わせて共同声明も発表されました。柱の一つがTPP(環太平洋経済連携協定)です。日米協議が大詰めを迎えていることを歓迎するとしたうえで、TPP全体の交渉の妥結についても日米で連携することも盛り込まれました。また、ガイドラインについては「グローバルな安全への貢献を拡大することを可能にする」と規定され、日米の協力拡大も踏まえたものとなっています。

こちらも読まれています