武力行使と後方支援 事態併存もあり得ると中谷大臣[2015/06/04 18:15]

 中谷防衛大臣は、集団的自衛権による武力行使を認める「存立危機事態」と、アメリカ軍などへ後方支援を行う「重要影響事態」が併存する事態があり得るという見解を示しました。

 維新の党・小野参院議員:「集団的自衛権行使で機雷掃海を行いながら、同時に、重要影響事態において、規定されている後方支援メニューによって、それ以外の協力を並行して行うことはあり得る?」
 中谷防衛大臣:「重要影響事態から事態が推移して、存立危機事態に至る場合もあれば、両事態が併存する場合もあり得る」
 中谷大臣は、「一般論」としたうえで、日本の存立が覆される明白な危険のある「存立危機事態」の際にも「同時に後方支援などの活動を行うことは排除されない」と語りました。維新の党の小野議員は、「一つの事態で武力行使と後方支援を並行実施すれば、憲法違反の武力行使の一体化そのものではないか」と批判しました。

こちらも読まれています