つめ寄る蓮舫議員「納得できる説明を!」年金問題で[2015/06/09 11:51]

 年金情報の流出問題は、9日も国会で議論されています。野党側は、問題発覚後も日本年金機構の危機意識が欠けていたのではないかと追及しています。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 民主党の蓮舫代表代行は、19日に警察に捜査を依頼した後の22日の理事会でもこの問題を議題にしていなかった機構の対応を批判しました。
 民主党・蓮舫代表代行:「なぜ理事会にあげなかったのか、納得できる説明を教えて下さい」
 日本年金機構・水島理事長:「情報漏洩(ろうえい)の事実がまだ確認されていない、感染に関しても、どういう状況か正確に把握されていない状況にあった」
 民主党・蓮舫代表代行:「日本年金機構の組織の体はどのように感じるか」
 塩崎厚生労働大臣:「反省すべきところが多々あると感じた」
 また、問題発覚から17日間にわたって担当係長が1人で対応にあたっていたことについて、塩崎大臣は「厚労省の監督体制そのものを見直さなければならない」と述べました。議論が進むにしたがって、厚労省や機構の危機意識の甘さが問題の拡大につながっていたことが浮き彫りになってきています。

【日本年金機構 相談ダイヤル】
0120−818211(受付時間 8:30〜21:00)

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