少子化に歯止めを…結婚子育て支援検討会スタート[2015/06/16 21:16]

 戦後最低の出生数を記録するなど少子化の進展に歯止めをかけるため、若い人たちの結婚を含めた対策を検討する新たな有識者会議が設置されることになりました。

 有村少子化担当大臣:「晩婚化、非婚化ということが大きな課題になっており、いわゆる団塊ジュニアの方々も40代を超えられたという塊として、出産の最後という状況なので…」
 厚生労働省の人口動態調査によりますと、去年2014年に生まれた子どもは100万3532人と過去最低を記録し、1人の女性が一生に産む子どもの平均数を示す合計特殊出生率も1.42と9年ぶりに低下しました。こうした状況を受けて、有村大臣は「結婚子育て支援検討会」を新たに設置すると発表しました。検討会は、産婦人科の医師や結婚支援を行うNPOなど有識者12人をメンバーに23日に初会合を行います。3月に閣議決定された少子化社会対策大綱で重点課題とされた子育て支援や結婚・出産の希望を実現するための具体策を検討し、来年度の予算要求にも反映させる考えです。

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