委員長負傷で泥仕合… 「派遣法」19日の採決は?[2015/06/17 11:49]

 派遣法改正案で安倍政権は、19日の衆議院通過を目指します。これに対して、民主党は年金情報流出問題の解明が先だとして徹底抗戦。こうしたなか、渡辺厚生労働委員長の負傷問題が勃発するなど泥仕合の様相です。

 (政治部・小田川雄一記者報告)
 首を負傷した問題について渡辺委員長が遺憾を示したのに対し、民主党側も陳謝しました。
 渡辺厚生労働委員長:「暴力行為等、混乱が生じたことは誠に遺憾であります」
 民主党・西村智奈美議員:「一部、我が党議員の行為で委員会運営に混乱を招いてしまい、理事として遺憾の意を表します。ご迷惑をお掛け致しましたことを深くおわび申し上げます」
 派遣法改正案の採決を巡って、与党側は19日に安倍総理大臣が参加して審議を行ったうえで、委員会での採決を目指す考えです。ただ、維新の党が採決に応じる条件にしていた「同一労働・同一賃金法案」への対応で与党側との折り合いがつかず、反発しています。一方、委員長の負傷問題で謝罪した民主党ですが、改めて採決阻止に向けて徹底抗戦の構えです。

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