防衛省関連施設にサイバー攻撃 個人情報流出の恐れ[2015/07/07 16:31]

 防衛省の関連施設がサイバー攻撃を受けていたことが分かりました。利用者の個人情報が流出した恐れもあり、調査を進めています。

 複数の関係者によりますと、防衛省の共済組合が運営する宿泊施設「グランドヒル市ヶ谷」の従業員が業務で利用するパソコンに5月下旬、「会議のお知らせ」というメールが送られてきました。従業員がそのメールの添付ファイルを開いたため、ウイルスに感染したということです。先月11日に発覚して調査したところ、日本年金機構の情報流出にも使われた「標的型メール」が使用されたということです。防衛省の関連施設へのサイバー攻撃の発覚は初めてです。グランドヒル市ヶ谷では、問題が発覚した先月11日からすべてのパソコンの外部との接続を遮断したということです。ただ、感染から接続を遮断するまでに約4500人の利用者があり、その個人情報などが流出した可能性もあるとして調査を進めています。また、防衛省などについては、グランドヒル市ヶ谷のシステムと接続していないとして影響はないとしています。

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