政府は、“戦後70年談話”を閣議決定した[2015/08/14 17:35]

 戦後70年にあたっての安倍総理大臣の談話が閣議決定されました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 総理官邸では、戦後70年談話を閣議決定するための臨時閣議が開かれていましたが、先ほど、会議が終了しました。ほとんどの閣僚は総理官邸を後にしています。この閣議決定により、参加したすべての閣僚は、今回の談話に署名したことになります。これにより、この談話が日本政府として公式なものだという重み付けができるということです。もう一つは、政府・与党のなかで考え方に違いがないということを内外にアピールする意味合いがあります。そのうえで、内容ですが、ある政府高官は「多くの人に認めてもらえるような談話にしたかった」とも話していて、村山談話などでも用いられた「侵略」や「おわび」といったキーワードは盛り込まれるとみられます。さらに、安倍総理の思いとして「積極的平和主義」に基づく国際貢献など未来志向の部分を強調するものになりそうです。そして、分量も多く、A4用紙5枚程度、約3500文字以上になるということで、村山談話の1200字程度の3倍ということになります。安倍総理はこの後、14日午後6時から記者会見して自ら談話を発表します。

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