「石破派」発足 派閥争いに新構図 タイミングは…[2015/09/28 11:48]

 早くも「ポスト安倍」をうかがう動きです。自民党内では安倍総理大臣の出身派閥、細田派や額賀派、岸田派など7つの派閥を中心に勢力を争っています。こうしたなか、石破地方創生担当大臣が新たな派閥を立ち上げました。どの派閥の流れもくまず、独自に立ち上げた派閥で、「ポスト安倍」をにらんだ党内の勢力争いに加わります。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 28日午前に行われた記者会見で、石破氏は次に向けての意欲をにじませました。
 石破地方創生担当大臣:「我々が政治家として何をなすべきかということを、この言葉(水月会という名前)に恥ずることのないように活動していく」
 参加したのは、山本有二元金融担当大臣、鴨下元環境大臣など19人です。ただ、側近だった浜田元防衛大臣らは参加を見送りました。また、官邸側も安倍総理の再任直後の派閥の立ち上げに「タイミングは最悪だ」と不快感を示しています。こうしたなか、早速、石破氏は課題を突き付けられます。来週に予定される内閣改造を巡って、派閥内からは「自由な身で次を目指すため、閣僚は受けないでほしい」との声が大半です。石破氏本人は「閣僚を受けない理由はない」と周辺に語っていて、早速、求心力が問われる形になりそうです。

こちらも読まれています