“南シナ海”駆け引き激化 ASEAN拡大国防相会議[2015/11/03 11:48]

 アジア太平洋の安全保障問題です。東南アジア10カ国からなるASEAN(東南アジア諸国連合)のほか、日本やアメリカ、中国やロシアなどの国防大臣の集まる会議が3日にマレーシアで開かれます。これに先立って、中谷防衛大臣はアメリカのカーター国防長官と会談し、中国が人工島の埋め立てを進めている南シナ海問題について話し合います。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 中谷大臣はクアラルンプールのホテルで、最初の2国間協議であるニュージーランドとの会合をスタートさせました。午後には日米の防衛相会談も行われる予定です。緊張感が高まる南シナ海問題では、カーター長官と中国の常万全国防相が会談を行う予定です。中国が領海を主張している人工島の12カイリ内にアメリカ海軍の艦艇が入る「航行の自由」作戦が行われて以来、初めての米中のハイレベル会談となります。一方、ASEAN各国は2日も、事務レベルで4時間にわたり、共同声明に「航行の自由」作戦をどのように入れるのか激しい議論の応酬が続きました。3日朝の大臣会合でも、ラオス、カンボジアなどの親中派とフィリピン、ベトナムなどの親米派が真っ向から意見をぶつけていて、白熱した議論が続いています。アメリカと中国がASEAN10カ国の支持を奪い合うなか、日本がどこまで存在感を示せるのかが問われています。

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