“核燃料運搬船”見直し求める 行政事業レビュー[2015/11/12 08:00]

 予算の無駄遣いを点検する政府の行政事業レビューが行われ、過去6年間、使われていない核燃料運搬船「開栄丸」について契約打ち切りを含めた見直しを求めました。

 河野行革担当大臣:「(文科省は)自分のお金ではありませんから、何か判断するよりは先延ばしして(維持費の)12億円だけ払った方がいいやということなのではないかと思います」
 文部科学省が年間約12億円の維持費を負担している開栄丸は、高速増殖炉「もんじゅ」などの燃料を運ぶため、2006年に建造されましたが、これまでに4回しか使われていません。11日のレビューでは、「今後も核燃料を運搬する可能性がゼロではない」と主張する文科省に対して、有識者らから「維持費が高すぎる」などと批判が相次ぎました。その結果、「契約の打ち切りも含め、最も合理的な方法に改めるべきだ」という意見がまとめられました。

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