少子化対策に「婚活サポーター」?行政事業レビュー[2015/11/12 11:48]

 予算の無駄をチェックする秋の行政事業レビュー2日目の12日は、少子化対策が取り上げられました。国が支援している自治体による少子化対策のなかには、婚活パーティーや独身の男女を引き合わせる世話役の「婚活サポーター」もあり、支援の在り方が議論となりました。

 (政治部・長谷川由宇記者報告)
 朝の議論では、税金が使われている結婚支援の取り組みが具体的にどこまで効果を上げているのか厳しく追及する声が上がりました。
 内閣府担当者:「地域の実情に照らし、検証の結果から見つかった課題に対して効果があると考えられる事業について、申請して下さいということにしています」
 育児支援に取り組む駒崎弘樹参考人:「『街コン』をやろうということでイベントをどんどんやるが、果たして本当にそれで効果が出ているのか。市役所が『街コン』とか婚活をやる必要があるのですか」
 議論の結果、少子化対策事業については「本当に効果があったのか検証が求められる」として、現在の在り方の見直しを求める評価が取りまとめられました。現在、会場では、民主党の事業仕分けでも注目を集めたスーパーコンピューター「京」についての議論が始まっていて、産業界や科学の発展に、130億円の費用に見合った貢献をしているのか検証が行われています。

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