軽減税率で溝埋まらず… 自公、幹事長級に格上げへ[2015/11/17 16:02]

 消費税を10%に引き上げる際の軽減税率導入を巡って、自民党と公明党の協議が平行線のため、今後は幹事長レベルに格上げして打開を図ることになりました。

 谷垣幹事長:「この議論は、一つはどれだけの財源をきちっと用意できるのか。なかなか、今、自公両党は意見の開きがあるけれども、精力的に詰めていかなければいけないと思う」
 軽減税率を巡っては、公明党が幅広い食料品への適用を求めてきましたが、自民党は社会保障を充実させる財源がなくなるとして難色を示してきました。話し合いを幹事長レベルに上げることで、公明党は「社会保障と税の一体改革」の枠の外から財源を見いだしたい考えです。参議院選挙を控えて、公明党との選挙協力を重視する自民党が、これまでの主張を変えるのかどうかが注目されます。

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