尖閣諸島の南で不審な動き…中国海軍の挑発常態化か[2015/11/20 11:49]

 中国海軍の不審な動きは思わぬ場所で起きていました。東アジアサミットで焦点の南シナ海から東シナ海の尖閣諸島では、これまで中国の海上警察を担う「海警」の船が領海侵犯を繰り返してきました。しかし、11日からの2日間、今度は海軍の艦船が尖閣諸島の南側、石垣島との間の海域に入り込み、20時間以上にわたって反復行動を行っていました。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 今回のポイントは中国の海軍が出てきたこと。そして、尖閣諸島と石垣島の間の海域での活動は初めてだということです。これまで、中国の海上保安庁にあたる海警の船は、決まって2時間だけ尖閣諸島に接近すると周辺から離れていました。しかし、今回の艦船は20時間以上、この海域に居座っています。南シナ海の問題で国際社会の反発が高まるなかで、習近平政権が中国国内からの「弱腰だ」との突き上げに対応するために強い態度に出た結果との見方が政府内では出ています。外務省関係者は、「アメリカに対してやると大変なことになるから、日本に向けてやったのだろう」と話しています。また、中国情勢分析の担当者は「今後は、これまでの公船ではなく、海軍による挑発が常態化する可能性がある」と警戒しています。一連の国際会議で南シナ海に焦点が当たるなか、東シナ海が再びきな臭さを帯び始めています。

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