自民 議員定数削減先送りへ 区割り変更で格差是正[2016/01/30 17:41]

 衆議院の選挙制度改革を巡り、自民党は議員定数の削減を先送りする方針を固めました。

 選挙制度改革を巡っては、有識者調査会が一票の格差を是正するため、議員定数を10削減することなどを答申しています。自民党が近くまとめる改革案では、議員定数を減らさずに選挙区の区割りを変更することで一票の格差を2倍以内に収めます。党内に異論が多い議員定数削減について、ある幹部は「一朝一夕にはできない。中長期的課題だ」として先送りする方針を固めました。自民党は来月10日に会合を開いたうえで改革案を与野党協議に提示する予定ですが、定数削減に積極的な民主党などの反発は確実です。

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