自民、定数削減の方針 「極端な改革」と反発も[2016/02/10 11:50]

 衆議院の選挙制度改革を巡り、自民党は、有識者調査会の答申に沿って議員定数を10削減することを受け入れる方針を固めました。

 (政治部・成田彩乃記者報告)
 先送りをもくろんでいた党幹部ですが、一転、「安倍総理大臣を国会で立ち往生させるわけにはいかない」と方針転換しました。
 自民党・細田幹事長代行:「定数の10の削減は実現すると党の方針として決定したい」
 会合では、2020年の国勢調査をもとに定数を削減すると具体的な時期に踏み込んだことを評価する意見があった一方で、地方選出の議員からは反発の声も上がりました。
 鹿児島県選出・小里衆院議員:「極端な改革を今すぐやろうということに対して、私は懸念の声を申し上げた」
 安倍総理の意向を後ろ盾にひとまず自民党内の取りまとめにはこぎつけましたが、より積極的な改革を求める野党にこの案が受け入れられるかどうかは見通せない状況です。

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