「骨太の方針」に沖縄振興策を 沖縄県知事が要請[2016/05/09 17:41]

 沖縄県の翁長知事は菅官房長官と会談し、政府の経済運営の基本方針であるいわゆる「骨太の方針」に沖縄振興策を明記するよう要請しました。

 沖縄県・翁長知事:「本日は、経済財政運営と改革の基本方針2016年(仮)における沖縄振興の位置付けについてと、西普天間住宅地区における国際医療拠点の形成についての2つについての要請に参りました」
 翁長知事は、去年3月に返還されたアメリカ軍西普天間住宅地区の跡地利用を柱とする沖縄振興策を政府の骨太の方針に明記するよう求めました。また、子どもの貧困対策や沖縄科学技術大学院大学を中心とした研究機関の整備についても骨太の方針に盛り込むよう要請しました。これに対して、菅長官は「方向性としては政府も同じだ」と述べて、積極的に支援する考えを示しました。一方、政府と沖縄県の間で協議が続いているアメリカ軍普天間基地の辺野古移設については、9日は話題にならなかったということです。

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