フジテレビの番組に「放送倫理上の問題」 BPO[2016/05/16 18:06]

 フジテレビの番組に「放送倫理上、問題あり」の判断です。

 番組は去年2月、自転車事故の遺族の男性のインタビューを事故の「当たり屋」をテーマにした再現ドラマとともに放送しました。男性は「自分も当たり屋であるかのような誤解を与えかねない」と人権侵害を訴えていました。BPO(放送倫理・番組向上機構)の人権委員会は「インタビュー場面とドラマ部分は区別されていた」として男性の主張を認めませんでしたが、「番組の趣旨や取材意図を男性に十分に説明したとはいえない」として、フジテレビに「放送倫理上の問題がある」と指摘しました。フジテレビは「BPOの決定を真摯に受け止め、今後の番組制作に生かして参ります」とコメントしています。

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