安倍総理の真意はどこに? 政治部記者が読み解く[2016/05/18 17:10]

 増税の予定が来年4月に迫り、安倍総理大臣の発言に注目が集まるなか、今国会で初めての党首討論が行われました。安倍総理の取材を続けている政治部・吉野真太郎記者の解説です。

 (Q.来年の消費増税10%へのアップはどう受け止めればいい?)
 安倍総理としてはまだ時期が早いということで、まだ言質は取らせてないぞということですが、G7サミットの後に何らかの判断があるのではないかということはうっすらとうかがえま市た。安倍総理は伊勢志摩サミットで「G7皆で景気の下支えをしていこう」というメッセージを出そうとしていますが、そのためには、国内では消費増税を先送ったほうがいいということになるのではないかという見方が強まっています。
 18日に民進党の岡田代表は「消費税を上げるのは先延ばしすべきだ」と明確に言いました。民進党がこの発言をするのは恐らく初めてです。民進党の幹部によりますと、民進党としてこの方向を決めたのはずいぶん前だったそうですが、いつまでもこの話を表に出さないわけにもいかないので、政治日程が押し迫ったなかで岡田代表が18日に発言に踏み切ったということのようです。
 (Q.W選挙はどう見たらいい?)
 安倍総理としては両にらみ、どちらの対応も決めていないというのが真意だと思います。ただ、客観情勢としてはW選挙があり得るという見方があります。7月の参議院選挙は10日という説がありますが、W選挙をするということは、来月1日の会期末までの間に解散しなければなりません。今月26日は伊勢志摩サミット、27日にはオバマ大統領の広島訪問があります。あと2週間、期間があると言いながら、来週はほぼ使えないとなると、会期最後の3日間、もしくは今週末にかけて水面下で安倍総理がどう腹を固めていくのかという動きが活発になっていくのではないかと思います。

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