都知事選の“顔ぶれ”は 最終調整…果たして[2016/07/11 18:46]

 東京都知事選は告示まであと3日です。候補者選びの最新情報について報告です。

 (政治部・白川昌見記者報告)
 候補者の調整が難航していた民進党の都連ですが、11日午後に経済産業省出身の古賀茂明氏に出馬を要請しました。
 民進党・松原仁都連会長:「行政のエキスパートとして、経済産業省で磨いた腕を古賀さんにはぜひとも振るって頂きたい」
 元経済産業省官僚・古賀茂明氏:「幅広い色々な方の話を聞きながら自分としての最終判断をしていきたい」
 古賀氏は出馬の明言は避けましたが、民進党としては他の野党との調整を急いで古賀氏を野党統一候補にしたい考えです。一方、前回、共産党が推薦した元日弁連会長の宇都宮健児氏も正式な出馬会見を行いました。ただ共産党は、野党統一候補の擁立を目指していて、宇都宮氏も他の人に決まれば辞退する可能性を示唆しています。これに対し、自民党は、都連が会合を開いて増田寛也元総務大臣の推薦を正式に決定しました。増田氏は記者会見し、これまでの実績をアピールしています。一方、小池百合子元防衛大臣は現在、自民党本部で谷垣幹事長と会談しています。小池氏は「進退伺」を出していて、自民党を離党するのかどうか話し合っています。自民党が党を挙げて増田氏の支援を決めるなか、野党側の候補者調整も大詰めを迎えています。
 東京都知事選には、他にも労働大臣を務めた山口敏夫氏やマック赤坂氏、中川暢三氏、桜井誠氏、河野なみ平氏、今尾貞夫氏、山口節生氏、立花孝志氏、高橋尚吾氏が立候補を表明しています。都知事選挙は14日に告示され、31日に投開票されます。

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