野党候補も一本化は難航 宇都宮氏「大義は我に」[2016/07/13 18:08]

 東京都知事選は14日に告示を迎えます。都知事選の最新情報です。

 (政治部・岡香織記者報告)
 (Q.野党側の候補の一本化作業はどうなっている?)
 宇都宮健児氏は支援者に対し、「大義は我にあり」と語っていて、あくまでも譲らない姿勢を見せています。共同記者会見でも、宇都宮氏は「現段階では出馬の意思は変わらない」と強調しました。鳥越俊太郎氏側との政策協定を出馬取りやめの条件に挙げて調整を進めてはいますが、宇都宮氏側が主張する「原発の即時ゼロ」については民進党内で抵抗感が強く、現時点で折り合える見通しは立っていません。民進党の幹部も「宇都宮氏が出馬しても勝敗には関係ない」と話すなど、諦めモードです。
 一方、野党系候補の一本化が難航するなかで、与党側は着々と準備をしています。与党が推薦する増田寛也元総務大臣は、公明党の会合に出席して協力要請するなど組織固めを進めています。また、小池百合子元防衛大臣については、小池氏の地元選挙区の一部の自民党区議が除名されても支援する構えで、こちらも足元を固めています。14日の告示を前に、最後まで一本化のめどは立っておらず、与野党ともに分裂選挙の流れになりつつあります。
 東京都知事選挙にはこのほか、山口敏夫氏、マック赤坂氏、中川暢三氏、桜井誠氏、河野なみ平氏、今尾貞夫氏、立花孝志氏、山口節生氏、高橋尚吾氏、上杉隆氏、山中雅明氏、七海ひろこ氏が立候補を表明しています。

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