谷垣幹事長「転倒入院」…内閣、党人事に影響も[2016/07/19 11:50]

 自民党の谷垣幹事長は先週末、サイクリング中に転倒して都内の病院に入院しています。来月初めの内閣改造や自民党の役員人事に影響を与える可能性が指摘されています。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 谷垣幹事長は参議院選挙後、初めての総務会を欠席しました。当初、入院していた病院を転院して政権幹部とも会えていません。次の人事の最大の焦点は幹事長ポストとなります。党内には谷垣幹事長の続投は厳しいとする見方もあり、ある与党幹部は「やっかいな事態だ」と危惧しています。次の幹事長候補には、二階総務会長や岸田外務大臣の名前も挙がり始めています。一方で、入閣を待ち望む議員たちも動き出しました。19日午後からはベテラン議員が主催する「アベノミクスの完遂を強力に支える会」が開かれます。この会は経済政策を提言する名目ですが、ある議員は「入閣待機組の鼻息が荒すぎる」と冷ややかに見ています。そんななか、安倍総理大臣はゴルフを楽しむなど、一足早い夏休みに入っています。人事構想を練るという難しい宿題を前に、この夏休みが安倍政権の今後の鍵を握りそうです。

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