都知事選に異変 安倍総理・岡田代表も選挙戦に登場[2016/07/27 11:51]

 投票まであと4日に迫った東京都知事選挙に異変です。これまで表に出なかった安倍総理大臣や民進党の岡田代表が選挙戦に登場し始めました。一体、なぜでしょうか。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 まず、岡田代表はこれまで「党が前面に出ない方がいい」としてきましたが、27日午後に初めて鳥越俊太郎候補(76)と並んで演説に立ちます。ある民進党幹部は「最後は地上戦だ。組織を固める必要がある」と、岡田代表を投入する狙いを語っています。また、自民党も表立って動いてこなかった安倍総理が、増田寛也候補(64)の応援ビデオを収録してSNSでも拡散を図っています。自民党支持層の一部が小池百合子候補(64)に流れている情勢を受けて、「自民党は一致して増田候補を応援する」と強調し、組織を引き締めます。一方の小池候補は、組織がないことを逆手に取る形で、各政党に1人で立ち向かう姿をアピールしています。小池候補は最後までいわゆる「空中戦」を展開して、無党派層だけでなく与野党の支持層からの「同情票」も取り込みたい考えです。
 このほか、今回の都知事選には高橋尚吾氏(32)、山中雅明氏(52)、谷山雄二朗氏(43)、後藤輝樹氏(33)、桜井誠氏(44)、岸本雅吉氏(63)、マック赤坂氏(67)、上杉隆氏(48)、山口敏夫氏(75)、七海ひろこ氏(32)、今尾貞夫氏(76)、中川暢三氏(60)、望月義彦氏(51)、関口安弘氏(64)、武井直子氏(51)、立花孝志氏(48)、内藤久遠氏(59)、宮崎正弘氏(61)が立候補しています。
 投開票日は今月31日となっていて、30日まで熱い選挙戦が繰り広げられます。

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