北朝鮮北東部で9日午前9時半ごろ、マグニチュード5.3の地震がありました。北朝鮮が5回目の核実験を実施した可能性があります。日本政府の対応です。安倍総理大臣は「断じて許容できない」と非難し、アメリカや韓国との連携の必要性を強調しました。
(政治部・吉野真太郎記者報告)
総理官邸では午前11時15分すぎからNSC(国家安全保障会議)が行われていましたが、すべての閣僚が出てきて終わったところです。
安倍総理大臣:「北朝鮮が核実験を行ったのであれば、断じて許容できません。強く抗議しなければならないと思っています」
NSCを終えたばかりの岸田外務大臣にが記者団のインタビューに応じました。午前10時44分に北京の大使館ルートを通じて北朝鮮側に抗議をしたということです。そして、関係各国との電話会談も現在、調整中であるといったことを明らかにしました。また、日本は今、国連安全保障理事会の非常任理事国でもありますが、今後、国連の場でも北朝鮮に対する圧力を強めるため、各国に協調を呼び掛ける構えです。そして、大気中の放射性物質の影響も調べます。茨城県にある航空自衛隊の百里基地から大気中のちりを集めるための航空機が飛び立ちました。青森の三沢基地、福岡の築城基地からも同様の航空機が飛び立ちました。現在、合わせて4機態勢で対応を行っています。
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