「生前退位」めぐり 5人の専門家、意見分かれる[2016/11/07 17:24]

 天皇陛下の「生前退位」を巡り、専門家の意見が分かれました。

 政府は、天皇の生前退位など公務の負担軽減策について、皇室制度などに詳しい専門家のヒアリングを初めて実施しました。7日のヒアリングに出席した5人の専門家のうち平川祐弘東大名誉教授は、「摂政」が望ましいとして生前退位に否定的な見解を示しました。一方で、古川隆久日大教授は、生前退位を認めたうえで「一代限りではない皇室典範の改正が望ましい」と述べるなど、意見が分かれました。有識者会議では今月中にあと2回、残り11人の専門家のヒアリングを行い、来月には意見をまとめる作業に入ります。

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