得意の外交で逆風 政権の要“TPP”で国会論戦[2016/11/24 11:52]

 「安倍外交」が正念場です。いの一番にトランプ次期大統領と会談した安倍総理大臣は「信頼できる指導者」と絶賛してみせましたが、その直後にトランプ氏がTPP(環太平洋経済連携協定)撤退を表明しました。一方、15回の会談で信頼関係を築いてきたプーチン大統領からは、北方領土問題について「ロシアが主権を持つ」と突き付けられました。得意の外交で逆風が吹き始めています。

 (政治部・延増惇記者報告)
 その安倍総理ですが、早速、午後から参議院で行われるTPP特別委員会に出席します。そこで民進党の蓮舫代表は、トランプ氏との会談内容を明らかにするよう迫る構えです。
 民進党・蓮舫代表:「トランプさんがメッセージでTPPを脱退すると明言をされました。まさにはしごを外された感じですから」
 安倍政権にとってTPPはアベノミクスの要と位置付けてきただけに、蓮舫代表としてはまさに攻めどころとなります。さらに、安倍総理に近い萩生田副長官が、民進党の国会対応を「田舎のプロレスだ」などと批判したことについても乱暴な発言だとして直接、真意をただす構えです。ただ、民進党に割り当てられた1時間の質問時間のうち蓮舫代表は35分間で、残りの時間はTPP問題に詳しい経済産業省出身の議員に委ねます。なかなか民進党の支持率が上がらないなか、このチャンスを生かせるのかどうか、党内からも「ここが正念場だ」という声が上がっています。

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