非正規の待遇について意見交換 働き方改革で総理[2016/12/07 00:24]

 安倍総理大臣は目玉政策として掲げる「働き方改革」で、非正規で働く労働者の処遇改善を進めるためにパートや契約社員などで働く女性9人と現場の実態や要望について意見交換しました。

 出席者:「前は正社員だったので、退職金がないとか昇給がないというのは正直、言うと自分のなかでびっくりでした」「同じ待遇で働くということは、仕事に対しても正社員と同じことを求められている。責任をしっかり果たしたい」
 安倍総理大臣:「多くの方々が自分の仕事に対し、正当な処遇が与えられていないという気持ちのなかでですね、結局、それは生産性が上がらないということにつながっていく」
 意見交換会では、昇給や福利厚生などで正社員との待遇差の解消を訴える声が上がる一方、正社員への登用でやりがいを語る女性もいました。また、子育てなど家庭の事情から非正規での働き方を選んだ女性もいました。安倍総理は、パートや契約社員など非正規で働く労働者の処遇改善に全力で取り組む考えを強調しました。この日の意見は月内に取りまとめる同一労働同一賃金に関する政府のガイドライン案に反映させる方針です。

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