自民、公明が来年度の税制改正大綱を取りまとめ[2016/12/08 18:56]

 自民党と公明党は、来年度の税制改正大綱を取りまとめました。今回の改正では配偶者控除を見直し、いわゆる「103万の壁」を取り払うほか、ビール類の酒税を一本化します。

 宮沢税調会長:「パートの既婚女性の方でいえば93.5%の方が対象になるということで、ほぼ全員に近い方が配偶者控除、もしくは配偶者特別控除を使うことができる、こういう税制改正になると思います」
 今回の税制改正では、女性の就労を妨げている、いわゆる「103万円の壁」を見直し、配偶者控除が適用される年収を「150万円以下」に引き上げます。ただ、夫婦どちらかの年収が1220万円以上の世帯は控除の対象から外れます。酒税については、ビール類の税額を2026年までに350ミリリットル缶あたり約55円に統一します。これによってビールは約22円下がる一方で、発泡酒は約8円、第3のビールは約27円上がります。また、ワインと日本酒、酎ハイの税額も2026年までに350ミリリットル缶あたり約35円に統一します。

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