安倍総理の真珠湾訪問 “反省の弁”なしに批判の声[2016/12/29 00:25]

 安倍総理大臣の真珠湾訪問を受け、各党からはその意義を評価する声が上がる一方、謝罪や過去への反省の弁がなかったことを問題視する声も上がっています。

 公明党・山口那津男代表:「戦争の悲惨さを表現をしながら、そして、戦後、日本に与えられたアメリカ側の様々な支援への感謝を述べ、その寛容と和解の意義を強調したことは、私は画期的な政治的な行為だったと思う」
 山口代表は「政治の安定をさらに強固なものにして、国の内外で政治的使命をともに果たしていく」と強調しました。
 民進党・蓮舫代表:「オバマ大統領とそろって真珠湾で不戦の誓いを語られたことは大変、大きな意義があると思っている。他方で引っ掛かっていることが一つだけある。不戦の誓いと言いながら、なぜ憲法解釈を変えて安保法制に突き進んだのか」
 蓮舫代表は「総理の所感が説得力を持つか否かは今後の具体的な行動にかかっている」としたうえで、政府の行動を注視していく考えを示しました。一方、共産党の志位委員長は「過去の戦争に対する認識は一切、語られなかった」としたうえで、「反省なき外交では真の和解と友好を築くことはできない」と強く批判しています。

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