“退位”特例法案が参院特別委で可決 9日に成立へ[2017/06/07 23:29]

 天皇陛下の退位に関する特例法案が、参議院の特別委員会で可決されました。今週中に成立する見通しです。

 委員会で菅官房長官は、「譲位」ではなく「退位」という言葉を使った理由について、「天皇陛下の意思により、皇位を譲るのではないことを的確に表す」と説明しました。これは天皇の政治への関与を禁じた憲法の規定に配慮したものです。法案は全会一致で可決されました。一方で付帯決議を巡っては、野党の要求を受け入れる形で「女性宮家」の創設を検討すると盛り込まれたことに反発して、自民党の有村治子議員が反対に回りました。法案は、9日に開かれる予定の参議院本会議で採決され、今の国会中に成立する見込みです。

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