“共謀罪”法 参院本会議で賛成多数で可決・成立[2017/06/15 07:47]

 「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”を新設する法律が15日朝に参院本会議で成立しました。野党が内閣不信任案などを提出したため、法案の採決は一夜明けて朝にずれ込みました。

 “共謀罪”法を巡っては14日、自民党が民進党に対して法務委員会での採決を省略して本会議で直接、採決する異例の「中間報告」を提案しました。これに野党側は反発し、参院議運委員長の解任決議案に続いて内閣不信任案を提出しました。いずれも与党などの反対多数で否決されましたが、この影響で国会は夜を徹して開かれることになり、“共謀罪”法の採決は朝にずれ込みました。今の国会は16日、事実上の会期末を迎えます。与党は残りの会期で性犯罪を厳罰化する刑法改正案なども成立させる方針です。

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