新導入の「F35」 “空対地ミサイル”搭載を検討[2017/06/27 17:02]

 政府は、新たに導入する最新鋭戦闘機「F35」に自衛隊が現在、保有していない地上の敵を攻撃するためのミサイルの搭載を検討していることが分かりました。

 自衛隊は現在、航空機や艦船を攻撃するミサイルはすでに配備されていますが、地上にいる敵を攻撃する「空対地ミサイル」は他国の領土を攻撃する能力を持つため、自衛の範囲を超えるとして保有していません。政府関係者によりますと、今年度から配備予定の最新鋭ステルス戦闘機のF35に空対地ミサイルを搭載することが検討されていて、離島防衛などを想定しています。導入されれば、自衛隊がこのミサイルを保有するのは初めてで、実質的に他国の基地を攻撃することができるようになります。政府はこの能力について、憲法上容認されているが政策判断として保有しないとの立場を取っていて、今後、議論を呼びそうです。

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